本稿には、2022年3月に投稿した新しい版があります。以下のリンクから最新の情報を参照してください。
以下の文章は、初稿として2015年8月に投稿した記事です。
【過去記事】2015年8月投稿の初稿
以前、沖縄の那覇空港から那覇市の中心部まで、モノレールのゆいレールで移動したことがあったが、運賃の障害者割引が、精神障害者手帳保有者にも適用されると知ってうれしかったものだが、割引きっぷの買い方が分からずに、駅でまごついてしまったので、大した情報ではないが、筆者の体験を共有したい。

きっぷに、(割)が表示されているので、割引きっぷであることがお分かりだろう。
きっぷ自体は磁気券ではなく紙券で、自動改札を通過するためにQRコードが印字されている。QRコードを改札機でかざすだけなので、きっぷが回収されることはない。
ゆいレールにおいては、障害者本人と介護者1人までが、運賃50%引き(半額だが10円単位に引き上げ)になり、前述の通り、精神障害者も含まれる。
JRをはじめとして精神障害者手帳を割引対象に加えない冷淡な会社が多い中、ゆいレールは障害者全員に割引を適用してくれる優しい会社だ。余談だが、沖縄県内はバスを含め、精神障害者にも完全に運賃割引が適用される。
ただし、ゆいレールに一日中乗り倒すためにフリー乗車券を買う場合は、割引の対象にはならないので注意が必要だ。
さて、きっぷの買い方から乗り方である。
◆ きっぷの買い方
駅には有人窓口がないので、自動券売機できっぷを購入する。
– 券売機に「割引」ボタンがあるので押すと、係員が中から出てくるので、そこで手帳を見せる。
– すると、係員が必要な操作をしてくれる。
– お金を投入して、きっぷを受け取る。
これだけで恐縮だ。
◆ 乗り方
- 改札機にあるQRコードの読み取り窓に、きっぷに印刷されたQRコード(正方形の点々のコード)をぴったりとかざす。
- すると、自動改札機を通過できる。
- モノレールに乗車して、目的地の駅まで向かう。
- 降りる駅に着いたら、自動改札機でQRコードを改めてかざすと通過できる。
きっぷは回収されないので、記念に持ち帰ることができる。
またまた余談だが、
日本や一部の海外の国を除いて、きっぷを回収される国はないので、ゆいレールの改札機は外国人には違和感があまりないかと思う。また、きっぷ回収のための自動改札機のコストがかなり削減されるのだろうと思う。
QRコードが普及すれば、ネットで購入し自宅でプリントした電車のきっぷを自動改札機にかざして通過できるので、本当は便利なのだが。。。
そういえば、ゆいレールで本州のICカードが使えなくて苦情になっているという記事を見たことがあるのだが、どんなもんだか。。。
(参考資料:ゆいレールホームページ – http://www.yui-rail.co.jp/howto/ticket.html)