特別定額給付金(2020年)オンライン申請完了!

行政支援

2020年4月末に成立した補正予算での全国民への一人10万円の「特別定額給付金」。
紆余曲折した末に全国民に一律で給付が決まったのは望ましいことです。

せっかく給付されるので、その使途は国民一人一人の良心と自由において尊重されるべきです。そういう意味で、申請しないで国庫に残すのではなく、申請して給付を受けて、自分の意思で使い道を決めてほしいです。

給付金を受けるには、原則世帯主からの申請が必要ですが、その方法として、主流であろう郵送申請と(準備ができる場合)マイナポータルからのオンライン申請があります。

居住する自治体にもよりますが、郵送申請の場合、申請受付が6月になったりと時期が遅くなる可能性があるものの、オンライン申請の場合、郵送申請に先立って早いタイミングで申請できるメリットがあります。ただし、これはすでにマイナンバーカードが手元にあることが条件です。

筆者は、iPhone Xを利用してのオンライン申請に成功しました。本稿では、オンライン申請に必要な準備と手順を忘備録として残したいと思います。

オンライン申請に必要な条件と準備

今回の特別定額給付金は、世帯ごとに世帯主に一括して支給されます(DV被害者等の場合は自治体に相談してください)。

オンライン申請は、マイナンバーカードを使用して「マイナポータル」上で行うので、世帯主がすでにマイナンバーカードを手元に持っていることが前提になります。

今回の給付を機にマイナンバーカードを取得しようと考える方も多いと思いますが、交付までには時間がかかり、郵送申請のほうが支給が早いことが考えられるので、これからマイナンバーカード取得するのは筆者はお勧めしません

オンライン申請に必要なのは、

● 世帯主のマイナンバーカード(個人番号カード)
● 紙の通知カードはダメ
● マイナンバーカードの電子証明書が有効期限内であること
● 電子証明書の暗証番号(利用者証明用・署名用)をともに覚えていること
● マイナンバーカードを読み込めるスマホ(*)
● PCで申請する場合は対応するICカードリーダー(**)
● アプリ「マイナポータルAP」のインストール
● 振込先の金融機関のキャッシュカードの写真などの情報

と、かなりてんこ盛りです。オンライン申請は気軽と思われがちですが、今回の手続きはかなりハードルが高く、利用できるのは限られると思います。それに加えて、

★ 居住する自治体がオンライン申請の受付を開始していること

です。郵送申請よりも時期が早いことが考えられます。したがって、すでにマイナンバーカードが手元にあって、条件に合うスマホを持っている人には時間的な恩恵があると思います。

(*)スマホの対応機種(総務省HPより)

マイナポータルAPに対応しているスマートフォンを教えてください。 | よくある質問|マイナポータル
マイナポータルAPに対応しているスマートフォンは以下のとおりです。(2020年7月27日時点) 【iOS】(合計12機種) iOS 13.1以上がインストールされた以下の機種 ・iP

(*)ICカードリーダーの対応機種(総務省HPより)

https://img.myna.go.jp/pdf/iccardreaderwriter.pdf

実際のオンライン申請の流れ・手順(iPhone)

実際の手順については、マイナポータルに詳しく記載されているので、はじめてマイナポータルを利用する場合にもわかりやすいかと思います。しかし、全体の手順が多いため、申請が完了するにはかなり手間がかかります。

特別定額給付金事業
「特別定額給付金事業」のサイトです。本事業は、新型コロナウイルス感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うことを目的とした事業です。

筆者は、対応するカードリーダーを持っていないので、PCからではなく、iPhoneで申請を進めました。ここでは、筆者が進めた手順を記載してありますが、他の進み方でも進めるかもしれません。

実際の手順に進む前に、キャッシュカード等の写真を撮っておくとスムーズに進むかと思います。

1.マイナポータルAPアプリからマイナポータルにログインします。

2.利用者証明用電子証明書のパスワード4桁を入力します(忘れた場合は市区町村役所での手続が必要です)。

3.iPhone本体背面にマイナンバーカードをかざして情報を読み込ませます。

4.マイナポータルのトップページから「申請はこちら」をタップします。

5.ぴったりサービスに進んだら、居住地の郵便番号を入力して市区町村を表示します。

6.Step1で、お探しのカテゴリーにある「特別定額給付金」にチェックを入れます。

7.特別定額給付金の画面が表示されたら、チェックを入れて申請を開始します。

8.申請に必要なものが表示されたダイアログボックスが表示されるので、[OK]をタップします。

9.電子署名付与の動作環境を確認します。OSの種類・バージョン、ブラウザの種類・バージョンが対応していると下図のようになります。

10.マイナポータルAPアプリをインストールしてあること、マイナンバーカードを持っていること、署名用電子証明書のパスワードを覚えていることにそれぞれチェックを入れます。

ステップ1から手続を続ける

ぴったりサービスに入ってから申請のための前提条件の確認が終わると、いよいよ申請者の個人情報の入力を始め、内容の確認を行ってから、その内容を送信します。

11.ステップ1では、連絡先を入力します。手続きの最後で申請した内容をメール送信できるので、自分のメルアドを入力するとよいかと思います。

12.ステップ2では、申請者である世帯主の情報を入力します。

手入力もできますが、マイナンバーカードにある情報を読み込ませたほうが楽だと思います。

カードの情報を読み込めたら以下の画面が表示されます。

13.ステップ3では、申請情報を入力しますが、だいたいの情報は自動入力されているはずです。ここでは、給付金を振り込む金融機関と口座の情報を入力します。

14.ステップ4では、入力した内容を確認します。

世帯全員分の給付金の金額が表示され、口座番号情報が正しいか確認します。

15.続けて、添付書類であるキャッシュカード等の写真をアップロードします。JPG、PNGやPDFなど多くのファイル形式がサポートされていますが、画像がアップできれば十分でしょう。

16.このステップで、あらかじめ撮影しておいたキャッシュカードの写真をアップします。

アップロードが成功したかどうか、アップしたファイル名を確認します。

17.最後のステップとして、マイナンバーカードの電子署名を付与します。ここで、署名用電子証明書用暗証番号(パスワード)が必要になります。

利用者証明用暗証番号とは違う、英数字で構成されたパスワードなので、このパスワードを覚えているかどうかが成否の決め手になります。

マイナポータルAPの画面に移ったら、署名用暗証番号(パスワード)を入力します。

マイナンバーカードを再びiPhoneの本体にかざします。

電子署名の付与に成功すると、この画面が表示されます。おめでとうございます!

18.すべてのステップが完了したら、いよいよ申請内容を送信します。[送信する]をタップします。

19.送信が完了すると受付番号が表示されるので、確認しましょう。

20.申請内容をPDF形式のファイルで保存することができます。申請完了の証拠になるので、ファイルの保存と自分のメルアド宛のメール送信を両方しておくとよいかと思います。ファイルとして保存するには[控えをダウンロードする]をタップします。

ダイアログボックスが表示されたら、[ダウンロード]をタップします。

[登録アドレスに送信]をタップすると、申請内容のファイルが添付されたメールが届きます。

オンライン申請の完了

申請内容の送信まで多くの手順を踏みましたが、無事に送信が完了すると、登録したメルアド宛に以下のメールが届きます。あとは、登録した金融機関の預金口座に入金があるのを待ちましょう。ちなみに、給付金は預金口座に入金されるので、消費に回るか如何を問わず、少なくとも最初は「貯金に回ってしまう」のは確かです。

24時間混雑を気にすることなく申請が可能であること、郵送申請より早期に申請が完了すること、役所に出向いて対面で手続きしなくても済むことが、オンライン申請の大きな利点です。

電子申請の送信が完了した瞬間に、次のメールが届きます。

そして、自治体側で受理が確認できたタイミングで、以下のメールも届きます。

メールでファイルを送信した場合、オンライン用申請書控えのPDFファイル等が添付されたZIPファイルが添付されています。ZIPファイルは以下のような構成になっているので、解凍してファイルを閲覧します。

電子申請時代の先駆けとなる給付金申請では?

導入当初抵抗感があったマイナンバーカードが今回のコロナ対策の特別定額給付金のオンライン申請で脚光を浴びるとは思ってもみませんでした。税の徴収と社会保障の管理だけではなく、福祉を含む給付にも利用できる手段であることが証明されました。

筆者はもともと個人番号制に賛成の立場です。海外諸国で軒並み導入されているID番号だし、事務作業の電子化によって人的作業の工数が大幅に削減できるからです。

今回の給付がきっかけになって、行政の手続きの電子化が進むのかなと予感しました。

おまけ:PCでの操作手順を最初だけ

筆者は当初この申請をPCで行おうと思っていましたが、ICカードリーダーの保有が前提なので、途中で断念しました。マイナポータル使用のニュースが流れた瞬間、対応したカードリーダーが品薄になって入手しにくくなりました。

PC上での申請画面の導入部分だけ、画面のスクリーンショットをご紹介します。

1.ブラウザーでマイナポータルのトップページを開きます。
情報検索であればスマホの2次元バーコードでログインすることもできるのですが、今回の申請では電子署名を付与するため、どのみちICカードリーダーが必要になります。

2.ここでは、2次元バーコードを表示して、スマホ側のマイナポータルAPアプリで2次元バーコードを読み取ります。

3.スマホ側で認証が成功すると、PC側でも自動的にログインされ、トップページが表示されます。[申請はこちら]をクリックします。

4.郵便番号を入力して自分が居住する自治体を検索します。オンライン申請が始まっている場合、「特別定額給付金」にチェックを入れられるので、チェックを入れて次に進みます。

5.[申請する]をクリックして、オンライン申請を開始します。

6.ここで、必要な機器が表示されます。筆者はICカードリーダーを持っていないため、この先には進まず、iPhoneでの手続きをすることにしました。

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