長崎県の島原半島に位置する諫早駅(長崎県諫早市)と島原港駅(長崎県島原市)を結ぶ43.2kmのローカル線の島原鉄道線。有明海沿いを走る風光明媚な路線です。
専ら地元の人たちのための路線ですが、観光地の島原市を訪れるのに利用することも可能です。
そんな島原鉄道でも障害者手帳所持者に対する割引が適用されて、精神障害者保健福祉手帳の所持者も含まれます。この路線でも、手帳の発行自治体の制限がないので、地元以外からの観光訪問でも割引を受けることができます。
※(免責事項)以下の情報は本稿執筆時点の概要であるため、実際に利用される際には、詳細について当該事業者に各自確認をお願いします(特に介助者の付き添い要否に関して)。
※(お願い)本記事の内容を参照・引用して他のウェブサイトに掲載する場合、情報引用元として必ず、本ウェブサイトのURLを当該サイト上に明記してください。
目次
割引の詳細
【対象者】
精神・身体・知的障害者(三障害)
障害者本人および介助者(1名)
※ 手帳の発行自治体による制限は特にありません。
【対象区間・設備】
全区間
【運賃割引率】
50%(半額:障害・等級による区別なし)
(精神1級/身体・知的第1種)※ 介助者1名半額
普通・回数乗車券(単独旅行も可能)および定期乗車券(介助者同伴に限る)
(精神2・3級/身体・知的第2種)※ 介助者1名半額は小児同伴のみ
普通・回数乗車券(単独旅行も可能)および定期乗車券(小児付添の介助者のみ)
※ 精神については、JR連絡運輸の乗車券を購入できません。

有人駅からの列車の乗り方・きっぷについて
【きっぷの買い方】
駅の窓口で障害者手帳を見せて、半額の割引きっぷを購入します。
普通乗車券は、駅名補充式(スタンプ)の硬券です。小さな紙片なのでなくさないように。
【列車の乗り方】
列車はワンマン運転なので、車両後方の乗り場から乗車し、目的地に着いて降りる時に運転手にきっぷを渡します。


無人駅からの列車の乗り方・きっぷについて
【きっぷの買い方】
きっぷを買えないので、きっぷなしでそのまま乗車します。
【列車の乗り方】
列車はワンマン運転なので、車両後方の乗り場から乗車し、目的地について降りる時に障害者手帳を見せて、運転手に半額の運賃を払います(運賃箱にお金を入れる)。

留意点・参考資料 References
島原鉄道では、鉄道、バス、フェリーに乗車できる「島原半島周遊パス」¥2,000円(1日間有効)¥3,000円(2日間有効)が発売されています。列車やバス等に多く乗車する場合、1回づつ障害者割引の乗車券を購入するよりも安く上がる場合があります(パスの割引は不可)。
(参考資料)