上毛電気鉄道(群馬県)運賃の障害者割引【精神OK】

行政支援
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群馬県の県都前橋市にある中央前橋駅から赤城山麓を通り、桐生市にある西桐生駅までの25.4kmの区間を結ぶ、上毛電気鉄道。ひなびたローカル電車に乗って、関東平野を車窓から望めることができる、意外に風光明媚な路線です。

沿線には大きな観光資源がなく、専ら地域住民のための足となる鉄道路線です。東武鉄道の特急りょうもう号の終点赤城駅(群馬県みどり市)から上毛電気鉄道に乗り換えて、前橋市の東部地域まで直に向かうことができる意外なサブルートです。

そんな上毛電気鉄道においても、運賃の障害者割引がしっかり適用されます。精神障害者保健福祉手帳の所持者であっても、特に区別なく割引を受けられます。

本稿では、上毛電気鉄道線における運賃の障害者割引について、筆者の乗車体験を含めて詳しくご説明したいと思います。

※(免責事項)以下の情報は本稿執筆時点の概要であるため、実際に利用される際には、詳細について当該事業者に各自確認をお願いします(特に介助者の付き添い要否に関して)。

※(お願い)本記事の内容を参照・引用して他のウェブサイトに掲載する場合、情報引用元として必ず、本ウェブサイトのURLを当該サイト上に明記してください。

目次

割引の詳細

【対象者】

精神・身体・知的障害者

(身体・知的第1種/精神1級)
障害者本人および介助者1名

(身体・知的第2種/精神2・3級)
障害者本人のみ

※ 居住地による制限は特にありません(手帳を所持していれば割引を受けられます)

※ 赤城駅で接続する東武鉄道線内の障害者割引は、身体・知的障害者であっても限定的なので、ご留意ください。

【対象区間・設備】

上毛電気鉄道線内全区間

※ 赤城駅で接続する特急りょうもう号の特急券と連絡乗車券を有人駅で同時に購入する場合、障害種別・等級によって運賃のみ割引を受けられます。乗車する区間・距離や単独乗車か、介助者同伴かという条件によって割引内容が異なるので、乗車する都度駅員さんに確認してください。

【運賃割引率】

50%(半額:障害・等級による区別なし)

※ 基本は普通乗車券のみの割引。身体・知的の第一種・精神1級で介助者同伴の場合、定期乗車券・回数乗車券も介助者ともに割引適用。

乗車券についての詳細

駅員さんがいたら手帳を見せてきっぷを購入

【乗車券購入方法】

有人駅では、乗車前に駅窓口で手帳を提示して、割引金額で乗車券を購入します。

無人駅から乗車する場合、乗車時に整理券を取って、降車時に運転手か駅員さんに手帳を見せて運賃を支払います。

【乗車券様式】

窓口で上毛電気鉄道線内の乗車券を購入した場合、薄っぺらい黄色い補充券が発行されます(障害者割引のスタンプ印が押されています)。

特急りょうもう号の連絡きっぷの場合、もう少し本格的なきっぷらしい券が出てきます。

上毛電気鉄道 筆者の乗車体験

無人駅から乗車する場合は整理券をお忘れなく

筆者は、中央前橋駅から電車に乗車して、赤城駅で特急りょうもう号に乗り換えました。連絡きっぷを通しで購入しました。

上毛電気鉄道線を走る電車は、元京王井の頭線を走っていた車両で、2両編成で走っています。車内には自転車を持ち込めるので、「チャリ&ライド」で行動半径が広がります。

電車の編成によっては、手作りのデコレーションが施されていることがあります。筆者が偶然乗車したのは、寅年ならではのトラのぬいぐるみで埋め尽くされた編成でした。微妙な感じというのが正直なところですが、車内のデコレーションの心こもった手作り感が個人的には好きです。

電車だけに「安全第一」な現場らしいデコレーションw

参考資料 References

● 上毛電気鉄道 ホームページ

上毛電気鉄道サイト
群馬県の赤城山の麓、前橋市と桐生市を東西に結ぶ「上電」こと、上毛電気鉄道のサイトです。

改訂履歴 Revision History

2022年2月19日:初稿

2022年4月11日:初稿 加筆

運賃の障害者割引の提供有無は、運送約款の規定によらず、最終的には各事業者の判断となります。この割引制度は各事業者の好意と理解によって成り立っていることを理解された上で利用していただきたいです。

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