精神障害者の再就職を支援する様々な機関や制度などに触れていきます。一利用者の立場からになりますが、就労移行支援や障害者枠での再就職についてのトピックを扱います。

障害者雇用状況の集計結果からみる求人のトレンド(2021年)
去る2021(令和3)年12月24日、厚生労働省から「令和3年障害者雇用状況の集計結果」が公表されました。この集計結果は、毎年6月1日時点での各民間企業および官公庁等の機関から報告された雇用者数に基づくもので、毎年12月中に発表されることが...

正社員登用・無期雇用転換への見えざる壁
筆者が2017年から障害者雇用での一般就労を始めてから、本稿執筆時点で4年以上の時間が経過しました。その間、2019年に障害者雇用1社目の会社を退職し、障害者雇用2社目の会社(現職)に転職してから2年強の間勤続しています。本稿において、精神...

精神障害者福祉に係わる主要政党の政策比較【2021年衆院選向け】
2021年10月になり、まるまる4年ぶりに衆議院選挙が行われるタイミングになりました。精神障害者保健福祉手帳を所持して障害者雇用にて一般就労している筆者としても、来たる総選挙の結果には大いに関心があります。特に精神障害者に係わる障害者福祉に...

もにす認定制度~障害者雇用に優しい中小企業~
「もにす認定制度」とは、「ともにすすむ」から名前を取った、障害者雇用促進法に基づく厚生労働省の施策で、障害者雇用に関して優良な取り組みをしている中小事業主(*)を認定するための制度です。同制度は2020年より開始され、本記事の執筆時点では、...

今でも精神障害者を雇用したくない?~平成30年障害者雇用実態調査~
筆者が本ブログを立ち上げた2015年に、いかに精神障害者(本稿では発達障害者も含む)の雇用が難しいかを平成25年度障害者雇用実態調査の結果から考察し、記事を投稿してから、本稿を執筆している2021年まで6年が経過しました。障害者雇用実態調査...

コロナ禍の障害者雇用状況の集計結果をみる(2020年)
毎年6月1日現在の民間企業・行政機関における障害者雇用状況の集計結果(いわゆるロクイチ集計)が毎年12月に公表されますが、2020年分の集計結果については、年明けの2021年1月になって公表されました。本ブログでは、この障害者雇用状況の集計...

2020年国勢調査 – 障害者雇用・福祉的就労の記入方
筆者が就労移行支援事業所に通所していた2015年の前回の国勢調査から今年で5年間が経ち、再び国勢調査の期間に入りました。国勢調査で答える場合、自分が働いているかどうか、どんな内容で働いているか詳しい内容を記入することになりますが、自分が障害...

精神・発達障害者が知っておきたい障害者雇用の助成制度
精神障害者保健福祉手帳等の所持者が障がいを開示して障害者雇用で働く場合、雇用する事業主向けには国や自治体による多くの助成金の制度があります。2021(令和3)年3月から障害者の法定雇用率が、民間企業で2.3%に0.1ポイント上昇します(本稿...

障害者雇用における正規雇用(正社員就労)を考える
筆者は、障害者雇用(障がい開示)で東証一部の大手企業で就労した経験が2社あります。本稿執筆時現在では障がい開示での転職経験が1回あり、現在は2社目になります。その1社目(前職)の契約社員としての勤続期間が2年3か月、2社目(現職)の契約社員...

障害者雇用状況の集計結果からうかがえること(2019年)★
厚生労働省から毎年発表される障害者雇用状況の集計結果、そろそろ発表されるかなと思っていたら、2019年は年の瀬の12月25日になってようやく発表されました。昨年度の集計は2019年3月になってからの異例な時期の発表でしたが、今年の分は例年の...